ちょっと世界散歩してくる

アル中<歩き中毒>の世界散歩日記

アムステルダム【球根魂】

5月5日

本日の予定

  • キューケンホフ公園
  • アムステルダム国立美術館
  • ゴッホ美術館
  • SEX博物館

おはようございます!

今日はチューリップ狩りに行ってきます!

一球入根がんばります!

 

キューケンホフ公園は世界最大級のフラワーパークだ。

開花時期しか開園しないので毎年3月中旬から5月中旬のたった2ヶ月間しか入場できない。

 毎年700万本の球根花が植えられ、チューリップだけでも800種類以上もある。

王将でさえチューリップは1種類しか存在しない。

さすがチューリップ王国オランダである。

 

アムステルダムからバスに揺られること30分あまり、車窓に目をやると見事なチューリップ畑が広がっていた。

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オランダのイメージそのものや!

ここまでチューリップが多いと絵の具を塗った一枚の絵のように感じる。

 

キューケンホフ公園に到着。

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これ桃源郷やないか…(震え声)

 

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この人らはええとこのチューリップやな。

 

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いつもありがとうございます!

おじさんの一球入根のおかげです!

 

庭を散策しているとパビリオンを発見したので入ってみる。

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この年のテーマは"The Golden Age"。

命に限りがあるため2ヶ月しか鑑賞できない儚い作品だが、それだけにその魅力を最大限に活かそうとする作者の姿勢が伝わってきてとても感動した。

本当に花に対する愛情がないとここまでできないだろう。

キューケンホフ公園は人間と花との共演の場であり、生きた芸術作品だと思う。

 

再び外に出て風車に向かう。

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ゆっくりと回る風車が牧歌的なリズムを刻んでいて、とても平和な風景だ。

風車の中の階段を登り、高台からチューリップ畑を一望する。

 

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まるでチューリップの絨毯だ。

見渡す限りのチューリップ畑は息を飲むほど壮観だった。

ゆっくり鑑賞したかったが、ここは撮影スポットなのであまり長居できず再び庭園を散策する。

 

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人も鳥も植物もみんな幸せそうだ。

近くにワッフルの屋台があったので、遅めの朝食を食べながらしばらく景色を楽しんだ。

楽しい時間はあっという間に過ぎ、帰りのバスの時間が迫ってきた。

キューケンホフ公園は想像をはるかに超える素晴らしい公園で自信を持ってオススメできる場所だ。

 

公園王に認定しました!

おめでとうございます!

 

バスに乗って再びアムステルダム市街に戻り、アムステルダム国立美術館に向かう。

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アムステルダムを代表するだけあってさすがに立派な美術館だ。

この美術館は10年間も改装のため閉館されていて、2014年にようやく再開された。それだけに内装はとても綺麗だった。

 

美術館に入る。

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お宝や!

細工が非常に精巧でため息がでるほど素晴らしい。

 

この美術館は非常に規模が大きく、なんと

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図書館がそのまま展示されていたり、

 

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巨大な船の模型も展示されていた。

とにかくヨーロッパの美術館はスケールが大きい。

 

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これは僕の好きなフェルメールの「牛乳を注ぐ女」だ。

とても小さい絵だが、いろいろなメッセージを読み取ることができる。

 

例えば、右下にあるのはストーブであり季節はであることを意味している。

しかし彼女は腕まくりをし、額には少し汗が滲んでいることから恐らく家事をしていたのだろう。割れた窓ガラスから火照った体に心地いい風が吹き込んでいるようだ。

そして牛乳を静かに注ぎ込む…。

慌ただしい家事労働の合間に訪れた一瞬の静寂。

フェルメールの作品はこのように静謐な瞬間を捉えた作品が多く、絵の中に吸い込まれるような魅力を持っている。

 

アムステルダム国立美術館にはその他、レンブラントの「夜警」ゴッホの自画像など素晴らしい作品がたくさん展示されていた。

 

次にゴッホ美術館に向かう。

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先ほどとは打って変わって現代的なデザインの美術館だ。

ただ今回は作品に熱中し過ぎて残念ながら内部の写真をほとんど撮らなかった。

唯一撮った写真がコレ。

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シブ過ぎるぜ…。

ちなみに僕はなぜかこの絵を無性に気に入ってしまって、父のお土産としてこの絵の栞を購入した。

 

ホテルに帰る途中でSEX博物館に立ち寄った。

これは日本でいう「秘宝館」のようなキワモノ博物館だ。

街の一角にある目立たない博物館だが、内容はかなりぶっ飛んでいた。

あまりにも露骨なオブジェばかりで写真をすべて掲載できないのが残念だ。

かなりバカバカしい内容だったが、話のネタとしては面白いと思う。

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明日でアムステルダムとはお別れだ。

自由を重んじる気風ゆえにSEX博物館のようにビックリさせられることもあるが、決して暴走することなく文化水準をハイレベルに維持発展できる国民性の高さは素晴らしいと思った。

 

"I amsterdam"のオブジェの注意書きにこう書かれていた。

「登るなら自己責任で」

この言葉にすべてが集約されているような気がした。

「自由」と「責任」は表裏一体であることをよく理解しているからこそだ。

自由を謳歌する街は懐が深い。

 

明日はさらに東に進みベルリンに向かう。