アムステルダム【自転車サーキットグランプリ】
5月4日
本日の予定
・移動日
おはようございます!
今日もぶっ込みます!
インターシティ(IC)に乗ってブリュッセル中央駅からアムステルダム中央駅に向う。
車窓から眺めるヨーロッパの田園風景は絵画のようで美しい。
ヨーロッパの畑はどことなく北海道の風景に似ていると思うのは僕だけだろうか。
アムステルダム中央駅に到着。
アムステルダム中央駅は東京駅と姉妹駅とのこと。
ちなみに東京駅はアムステルダム中央駅をモデルにしたという説があるが、これは誤りらしい。
アムステルダムは自転車が多いことでも知られ、人口82万人に対して自転車は88万台と人口よりも自転車の方が多い都市だ。
しかもアムステルダムの男性の平均身長は184cmもあるので、自転車も一回り大きくけっこう飛ばしてくる。
ヒョウ柄の服を着た大阪のおばちゃんもグイグイ攻めてくるが、彼らに比べたらリスのようなものだ。
あちこちに駐輪場が設置されているが、いずれも立錐の余地もないほど自転車で埋まっていた。
ホテルまで少し距離があるので、路面電車で移動することにした。
アムステルダムの路面電車は街中を網目のように走っているので、主要な観光場所には路面電車に乗れば効率的に回ることができる。
しかも1日券、2日券、3日券の乗り放題チケットがあるので、観光客にはどえりゃあありがたい乗り物なのだ。
僕は3日券を購入し、さっそく路面電車にブチ込んだ。
しかしここで事件が発生した。
路面電車に乗車すると間もなく停車。
「まだ駅に着いてないのにおかしいな。」と不思議に思っていると、車外にいる人たちが指を差しながら何やら口々に叫んでいる。
車内アナウンスが流れ、どうやら線路上で事故を起こしたらしい。
ドアが開き、ぞろぞろと外に出ると路面電車の前に自転車が横倒しになっていて、その傍らには頭から血を流したスーツ姿の男性が倒れていた。
おそらく線路の溝にタイヤを取られて転倒したのだろう。
すでに顔色がなく、微動だにしなかった。
ほどなくして救急車が到着し、救急隊が彼の頭をさわった時手袋に血がべっとり付いていた。
路面電車は当分動かなさそうだったので、歩いてホテルに向うことにした。
やっぱりアムステルダムの自転車めちゃくちゃ怖いな…。
気持ちを切り替えてホテルに向う。
ええ感じやなあ…。
どこを撮っても絵になる街並みだ。
枝の部分をよく見ると…
隠れ木こりや!
アムステルダムの街にはこういう遊び心あふれるオブジェがあちこちに設置されていて面白い。
すこし寄り道してミュージアム広場に向う。
桜が咲いてる!
ヨーロッパのお花見もなかなかオツですな。
左の建物はコンセルトヘボウ(コンサートホール)で戦前から姿を変えていない歴史的な建物というだけでなく、世界屈指の音響効果を誇るコンサートホールだ。
いわゆるインスタ映えというやつだろうか、ものすごい人だかりができていた。
ありきたりな"love"じゃなくて"am"としているところにアムステルダム人としての矜持を感じる。
僕が落とし物をした時に子供が"Excuse me, sir"と言って届けてくれたのには感心した。
どの国にも独自の空気感があるが、アムステルダムは街全体をみんなで楽しむ雰囲気にあふれていてゆとりがあるように感じた。
さすがオランダは国連の2018年世界幸福度ランキング6位だけのことはある。
(ちなみに日本は54位)
自転車に乗っているが、気持ちはハーレーダビッドソン級だ。
この日はホテルにチェックインすると、明日の観光に備えて早めに就寝した。