ポルト<3D一休さん鉄橋を渡る>
4月24日〜26日
ポルトの予定
- クレリゴス教会
- ドン・ルイス一世橋
- サンフランシスコ教会
- レロ書店(レロ・イ・イルマオン)
Ola!
これからポルトに向かいます。
ボンバーマンのような電車に乗ってポルトに向かう。
出発します!
車窓からの眺め。
何かの映画で観たような風景だ。
駅に到着し、まずはクレリゴス教会に向かう。
教会にはクレリゴスの塔と呼ばれるポルトで一番高い76メートルの塔がある。
ここからポルトの街が360度一望できる。
教会に入る。
一番上の小窓におどけた格好の像があるのがおわかり頂けるだろうか。
実はその像の後ろは通路になっていてそこまで歩いていける。
プレーヤー視点
教会は無料だが塔に登るのは有料だった。
3ユーロ払って行列に並ぶ。
塔内は急勾配な階段が225段らせん状に伸びているため、安全に配慮して人数制限をしていた。
そのため行列は遅々として進まず、かなり長い時間待ってようやく順番が回ってきた。
駆け上がります!
魔女の宅急便や!
リスボンと同じく素焼き瓦のオレンジの屋根が南欧らしさを感じさせる。
吹き抜ける風が心地いい。
塔の周りをグルッと一周できるので、予習がてらポルトの街を一望する。
教会に隣接する公園が見える。
実はこの公園はただの公園ではない。
3D公園なのだ!
横から見るとこのような構造になっていて間の空間は駐車場、1階は飲食店などの店舗になっている。
近くにあるポルト大学の学生の憩いの場になっているようだ。
僕の母校である馬鹿田大学を思い出す。
次にドン・ルイス1世橋に向かう。
ポルトも坂が多い街だ。
こんなことならスケボーを持ってくるべきだった。
ピーナッツのような鉄筋だ。
これも3Dなのだろうか。
長い坂を下ってようやくリベイラ広場に到着した。
リベイラ広場は「川の広場」という意味。
この辺りはポルトの商業の拠点として栄えていた名残で、今でもレストランや手工芸品のお店などが軒を連ねている。
サングラスのおじさんがものすごいメンチを切っていたので目をそらすとそこにドン・ルイス一世橋があった。
ドン・ルイス一世橋は19世紀に架けられた395メートルの長い橋だ。
上層は地下鉄の電車、下層は自動車が走っている。
上層、下層ともに歩道が設置されているので、ブルックリン橋のように歩いて渡ることができる。
3D一休さんならば中層を歩くに違いない。
次はサンフランシスコ教会に向かう。
教会内は撮影禁止だったので写真を載せられないのが残念だ。
教会の中に入ると金ぴかで豪華絢爛だった。
これらは木の彫刻に金箔を貼ったもので、ヨーロッパの石の教会とは少し趣が異なる。
木のぬくもりと香りが日本のお寺のように感じられて懐かしく感じられた。
考えてみればヨーロッパ諸国で最初に日本を訪れたのはポルトガルだし、16世紀に天正遣欧使節が日本を出発して最初に訪れたのもポルトガルだ。
日本とポルトガルには古い繋がりがあることを改めて思い起こされた。
地下はカタコンベ(地下墓地)になっていた。
床下には無数の骨が見える。
これほどの人骨を見たのはローマの骸骨寺以来だ。
メメント・モリ(自分がいつか必ず死ぬことを忘れるな)。
いま動けるうちにできる限りのことをして後悔のないように生きようと思った。
次にレロ書店(レロ・イ・イルマオン)に向かう。
ここは「世界で最も美しい書店」として有名だが、実は「ハリー・ポッター」とも縁が深い。
ハリー・ポッターの作者であるJ・K・ローリングはポルトに英語教師として赴任していた時にレロ書店のカフェで執筆活動をしていた。
その時執筆していた作品が処女作である「ハリー・ポッターと賢者の石」だ。
そのため「ハリー・ポッター」の作品の中にはポルトの風景が随所に散りばめられている。
ハリー・ポッターや!
店内はそれほど大きくはないが、装飾などが凝っていて特に天井の装飾が美しかった。
ちなみにレロ書店に入るためには4ユーロのチケットを買わなければならない。
レロ書店が有名になり過ぎてあまりにも冷やかしが多くなったためらしい。
確かに蔦屋書店に外国人が大量に押しかけてパシャパシャ写真を撮られると迷惑な気持ちもわかる。
ただしここで本を買えばチケット代を割り引いてくれるので、観光客は何かしらお土産を買っていた。
正直ここに来るまではポルトはリスボンのおまけという認識だったが、意外や意外なかなかいい街だった。
物価が非常に安く、レストランも1000円あればワインとセットでお腹いっぱい美味しい料理が食べられるし、人もみんな親切だった。
「魔女の宅急便」や「ハリー・ポッター」などこの街からインスパイアされ、世界中の人たちを魅了する作品が生まれたのが納得できるほどの魅力あふれる街だった。
次は花の都パリに向かう。
Tchau(チャオ)!