リスボン<風雲サン・ジョルジェ城>
4月23日
本日の予定
- サン・ジョルジェ城
Ola!
今日はケーブルカーに乗って城を攻めます。
最初にケーブルカー利用にあたっての注意事項があります。
それは、
スリがめちゃくちゃ多いです。
子供のスリ団もけっこうタチが悪いので気をつけましょう。
リスボンのケーブルカーは昼間はラッシュアワー並みに激混みします。
絶対に貴重品を盗られないように注意してください。
それとよくある手口として、わざと空の財布を床に置き、それを拾った乗客に財布が空であることを確認させます。
するとそれを見ていた周囲の乗客は自分の財布が盗られてないか確認するために自分の財布に手を当てるでしょう。
それをスリは見ていてターゲットにするという手の込んだ手口です。
心は盗られても、財布は盗られないように気をつけましょう。
では、
出発します!
トコトコ…
実際にはこんな感じ。
狭い路地をガンガン攻めてます。
「頭文字D」のケーブルカー版みたいな感じかな。
ケーブルカーを降りて、城を目指して歩き出す。
降り場から城まで意外と距離があり、急な坂を登る。
ようやく城壁にたどり着いた。
お城の周りにはレストランとお土産屋さんが並んでいた。
もう風雲たけし城にしか見えない。
入場します!
アーチをくぐりながら奥に進む。
やっぱりオレンジの屋根は可愛いなあ。
ピンクの壁があるのも可愛い。
城内に入る。
開門!
あれは城主かな。
サン・ジョルジェ城は約1500年の歴史をもつ古城だ。
ローマ時代に要塞として建設され、その後王宮として利用されていた。
だんだんRPG感が増してきた。
高所恐怖症の僕は嬉しくて震えが止まらない。
この高さがおわかり頂けるだろうか。
人がゴマのように小さく見える。
でも景色は素晴らしく、360度リスボンの街が見渡せる。
4月25日橋が見える。
海に見えるがあれはスペインから流れているテージョ川だ。
サン・ジョルジェ城は古代ギリシャ人、古代ローマ帝国、西ゴート王国などさまざまな民族の支配者を城主として迎え入れてきた。
サン・ジョルジェ城は風に乗って雲が流れるように時代の器として1500年もの長い歴史を刻んできたのだ。
「風雲サン・ジョルジェ城」といわれるゆえんである。
挑戦者の行く手をはばむ大砲。
さて、野に下るか。
カラフルな壁に囲まれた迷路のような路地と洗濯物。
リスボンならではの穏やかな光景にほっこりする。
長い坂を下っていく。
要所要所にベンチが置いてある。
こういう優しさってほっこりするなあ。
リスボンの街並みはシンプルだけど色使いが上手だ。
このあたりの人は飾らないがとても親切であたたかい。
「美味しいかい?」と尋ねる食堂のおばさんの笑顔もあたたかかった。
胃袋に流し込んだスープと一緒に五臓六腑に染みわたってほっこりした。
風まかせ雲まかせの風雲旅行。
次は北に進みポルトガル第二の都市ポルトに向かう。