ローマの芸術に酔いしれる
4月5日
本日の予定
昨夜はグッスリとよく寝た。
ローマに来てようやくゆっくりと朝を迎えられたような気がする。
それにしてもローマの一日は濃すぎる。
遅めの朝食をとってさっそくローマの街に繰り出した。
今日もええ天気!
遺跡を見ながら朝の散歩をするなんて贅沢だなあ。
カンピトリーニの丘にあるサンタ・マリア・イン・アラコエリ教会に向かう。
122段もの長い階段を登る。
手すりがないのでちょっと怖かった。
こういう景色を見るとロッキーを思い出すのは今の若い子にはわかるまい。
教会に入る。
おはようございます!
やっぱり朝の教会は神聖な気持ちになるなあ。
ちなみにこの教会の隣には一昨日訪れたヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂が建っている。
カンピトリーニの丘はローマの中心部に位置しているので主要な建物が集中している。
これから向かうカンピトリーニ美術館もこの近くにある。
おじゃまします!
帰れ!
ラスボス級の迫力やな。
教科書で見たことのあるような有名作品がズラリ。
迫力のある彫刻を堪能。
すべての作品がガラス張りでなく間近で見られるのは作家の息遣いが感じられて直接心に伝わるものがあった。
それにしても外は暑い…。
ローマは交通量が多くてほこりっぽく、うだるような暑さと人の熱気で体力をかなり消耗する。
教会に入るとひんやりと涼しいので、暑い季節は旅人にとってありがたい場所だ。
涼を求めてサンタドレア・デッラ・ヴァッレ教会に向かった。
絵画が多数あり、まるで美術館のようだ。
これが無料というのが信じられない。
次はサンタゴスティーノ教会に向かう。
僕の好きなカラヴァッジョの絵が展示されているので楽しみだ。
カラヴァッジョの絵は光の当て方が絶妙で独特の深みがある。
彼は波乱に満ちた生涯を送り、38歳の若さで駆け抜けるようにしてこの世を去った。
静かな教会の中、気の済むまで彼の絵に酔いしれた。
次はイエズス会創設者であるイグナティウス・デ・ロヨラゆかりのサンティニャツィオ教会に向かう。
イエズス会といえばフランシスコ・ザビエルも創設者の一人だ。
日本にも縁があると思えば興味深い。
最後にサンタ・マリア・マッジョーレ教会に向かう。
教皇が建築させたローマの四大バシリカの一つだけあってさすがに荘厳で重厚な建築だ。
ローマの美術館と教会巡りを締めくくるのにふさわしい立派な教会だった。
神聖な気持ちのままこの長い一日を終えた。